事務所探訪
寝屋川のお目付役大崎事務所

事務所探訪(平成30年7月24日) 大﨑先生

今回は、寝屋川市にある大﨑事務所へ伺いました。
大﨑先生は、事務所探訪で取り上げるまでもなく、支部のみなさまよくご存じだと思います。北大阪支部では、支部長を務められ、また、司法書士会でも、オンライン検討委員会の委員長もされておられました。また、今年の支部総会では、法務局からオンライン表彰も受けられました。
なお、非常に個人的な話ですが、大﨑事務所は、竜田にとっては、同じ小学校校区内にあり、小学校時代から、よく通る道沿いにある事務所です。最近でも、こども連れで遭遇することもあります。
また、司法書士という仕事があることを認識する前から、日常の風景のなかにある事務所だったので、お話を伺うのが楽しみでもありました。
今回は、奥様も一緒にインタビューをさせていただきました。

Q 司法書士になる前の話
大﨑先生の出身地は高知県で、中学校卒業後に、大手金属メーカーに就職。昔は、企業の中で勉強しながら就労する制度があったとのこと。
大﨑先生は、家が貧しかったので、中学卒業後は、自立をしないといけないので、この制度を利用されて就職をされたとのこと。しかしながら、これも非常に狭き門とのことでした。
勤務先では、商品の品質管理を担当しており、担当部署では、折しも、その当時、何千万円もするコンピューターを購入し導入するところでした。
大﨑先生は、その担当者となり、機械についての講習をうけられたとのこと(今でいう、プログラミングのような勉強もされたとのこと)でした。
何でもやってやろうという気持ちだったともおっしゃっていました。
会社勤めを経て、その後、このまま会社勤めの人生を送るのではなく、もう少し別の道に進みたいと思うようになります。
司法書士になると決められたのは、大企業で仕事をしていると、お客様とはほとんど接点がなく、もう少し、人の顔が見える仕事がしたいと思ったからとのことです。
一生に一度の人生、後悔がないようにという思いもあり、手始めに、宅建試験を受験し一発で合格。その後、行政書士試験も一発で合格し、司法書士試験については、2~3年ほど勉強して、合格されたとのことでした。

Q 奥様との出会いについて
司法書士事務所に勤めているときの不動産業者さんからのご紹介でご縁があったそうです。奥様も、同じ高知県出身とのことです。

Q 事務所の開設について
昭和51年に寝屋川市に開設。北大阪支部では、川島先生のお父さんや、堤先生や村川先生と同期だそうです。
事務所の場所は、今とは少し違うところです。最初は3坪ほどの事務所だったとのこと。
その後、昭和58年に、現在の住所地(平池町)に事務所を開設されたとのことでした。

Q この仕事でヒヤッとしたこと
もう時効だけど・・・と前置きをしてお話いただきました。
開業後半年ぐらいで、滋賀県内の仕事があって、担保設定完了後に、法務局から登記済証をもらってきたけど、そのときに、電話ボックスから、取引先に連絡をしたとのこと。ところが、事務所まで戻ってくると、書類がない。真っ青になって、当該最寄り駅まで戻って、探したけど、出てこない。電話番号は書いてあるので、事務所で数日間寝泊まりしていたけど、出てこない。これは、もう、責任を取って廃業しないといけないと思っていた矢先、連絡がきて、事なきを得ました。出先から連絡をした電話ボックスに置き忘れていたとのこと。
その当時は、携帯電話もなければ、管轄の法務局まで行かなければならなかったけれど、オンライン申請が進めば、こういう事故は起こらないと思うとのことでした。
本当に、奇跡的に発見されて良かったです。聞いているだけでも、心臓がドキドキする話でした。

Q 司法書士の仕事をしていてよかったこと
大企業に勤めていたら、お客さんとは接点がないけれど、この仕事は、人の喜ぶ姿をみることができる。感謝もされて、お金もいただける。それが良い点だと思います。

Q 事務所の自慢
お客さんを拒まないこと。
奥様のお話では、最近は、午前0時を回ることは少なくなったけれども、少し前までは、午前0時をまわることはザラでしたとのこと。日曜日も仕事していることもよくあったとのこと。
奥様曰く、ある人からは、「食べるには困らないけれども、大金持ちにはなれないね」と言われたと、笑っておっしゃっていました。
その言葉の意味するところは、それほどお金にならない仕事も含めて、ご相談に来られた方の依頼も受けてしまうからという意味だそうです。それも、大﨑先生のお人柄が表れているエピソードだと思いました。

Q 北大阪支部について
大﨑先生から、『日本一の支部だと思っています』とのこと。
これほど、助け合いができる支部は珍しいと思うとのこと。これからもこういった雰囲気を大事にして欲しいと思っています。

Q 趣味について
ずばり、ゴルフです。書道もしますとのことでした。
書道は、毎日書道展にも入選したことがある腕前。心を落ち着けて、写経することもあるとのこと。

Q これからチャレンジしたいこと
一生現役だと思っています。自分が、人に迷惑をかけない状況であれば、ずっと仕事をしていきたい。
もっと地域に根ざして、依頼者の役に立ちながら寄り添えるように、ほかの分野のことも勉強して、自分たち(司法書士)でできることは、しっかりとやり、自分たち(司法書士)の分野以外のことであれば、断るのではなく、つないであげるような役割を果たして行きたい。一生、勉強だと、おっしゃっていました。

大﨑先生、貴重なお話、ありがとうございました。
大﨑先生からは、まだまだこれからというエネルギーが感じられました。
この仕事はずっと勉強。身にしみる言葉です。一生現役で続けられる仕事があり、なおかつ、それが、人の役に立てることは、素晴らしいことなんだと、改めて思いました。

(広報部 竜田)