事務所探訪
門真市の中期高齢者「奥田事務所」「浅田事務所」

今回の事務所探訪は、「奥田安治先生」と「浅田竹司先生」です。

事務所探訪といっても今回は、お二人が案内して下さった古川橋駅近くの喫茶店で行いました。そこは年期の入ったゆったりソファがたくさんあるちょっと変わった穴場の喫茶店です。

 

奥田先生は、69歳。昭和48年に合格され、同期は大中先生、吉内先生です。

浅田先生は、68歳。昭和55年に合格し、昭和60年度に登録されました。

税理士も兼務されています。同期は高木先生、細田先生です。

お二人そろって、お話を聞かせていただきました。

 

Q.司法書士になろうとしたきっかけは?

☆奥田先生

「中埜佳一郎先生にあこがれたのがきっかけ。中埜先生はあっちにこっちに顔をだし、ぶらぶらされていたものの、農地委員も務める立派な司法書士。司法書士になったら、こんなふうに生きていけるのかと、うらやましく思い、二十歳で会社を辞め、独学で2年間勉強し、司法書士試験に挑んだ。会社勤めができない性格だと思うので、司法書士は自分にあっていた。」

☆浅田先生

「商工会議所の融資担当として勤務していたころ、司法書士の試験を受けてみようと思った。勤めながら、学校にも通い、司法書士試験には1発合格。合格から5年程たち、「独立した方がいいんじゃないか?」とのアドバイスもあって開業。最初は税理士の仕事に興味があったが、バブル時代のど真ん中で登記の仕事が多く、銀行から仕事の依頼もたくさんあった。バブル以降、税理士の仕事が増えたが、もともと大学では法学部だったので、司法書士の仕事は好き。」

☆奥田先生

「バブル時代はよかったね。今は暇です。ユーチューブで時代劇ばっかり見てます。(笑)」

 

Q.今までで大変だった仕事は?

☆奥田先生

「タイプライターで申請書を書類を作っていた時代は大変だった。お客様にお渡しする書類なので、かっこ悪いから、修正テープは使わなかった。だから途中で間違えると、最初からやり直し。ワープロができて、仕事がとても楽になった。中埜先生は達筆だったのが印象的で、字が下手だった私は苦労した。昔の登記申請は一字間違っただけで、補正だった。今は法務局もやさしくなった。」

☆浅田先生

「昔の法務局はきびしかった。電話で対応してくれることはなかった。難しい人と仕事をしたときに、二重契約の危険があった。契約の段階で気が付いて、登記に至らなかったので無事だった。」

☆奥田先生

「私は一見さんお断り!(笑)」

 

Q.今後の目標は?

☆奥田先生

「奥さんと息子と3人で事務所をしている。会社勤めを辞めた息子に、司法書士になって事務所を継いでもらいたい。家族経営だと給料の心配をしないでいいから助かった。息子が司法書士になるまで、自分が頑張らないといけないから、死ぬまでやる。ただ、60歳を超えたら、1年で研修12単位のしばりを免除してほしい!(笑)」

☆浅田先生

「事務所を移転して、親の介護に対応できるようにした。細く長く続けて生きたい。実は目が悪いので、体を大事にして仕事をしていきたい。」

 

Q.事務所で大事にしているものはありますか?

☆奥田先生

「司法書士会で作ってもらった事務所の看板!この看板は、開業するときにおやじが買ってくれたのでとても大切にしている。」

☆浅田先生

「ない。」

 

Q.支部での思い出はありますか?

☆奥田先生

「昔、所属の法務局でもらう登記申請時の整理番号は、事務所ごとに決まっていた。88の事務所番号は縁起のいい数字で、当時の支部長大中先生が配慮して下さった。」

☆浅田先生

「支部の一泊旅行が楽しかった。厚生部の西田先生がよく企画していた。司法書士とその補助者が参加していて、よかった。」

 

Q.北大阪支部について、どう思いますか?

☆奥田先生

「北大阪支部は和気あいあいとしていて、家族みたい。昔は、支部の人間ならみんな顔を知っていた。また、昔は法務局の人とも飲みに行ったり、ボーリングもしたりした。今では考えられない。法務局の人が転勤しても、北大阪支部内の出張所でまわっていたので、顔なじみのままだった。でも今は、支部の中でも顔を知らない人が増えた。集まっても年寄りばっかり集まってしまう。」

☆浅田先生

「出張所ごとにしょっちゅう事務所会や飲み会があった。昔は法務局の人もよく来てくれたが、綱紀粛正でできなくなった。支部のなかで、ゴルフ等の集まりをやっているが、もっと趣味などの集まりがあってもいいのでは?」

 

Q.休日のお楽しみはありますか?

☆奥田先生

「京田辺に畑を持っていて、なすび、きゅうり、さつまいも等を植えている。週に1回しか行けないので、草がボーボーになっているが、たくさんできるから、収穫したときがうれしい。きゅうりの収穫期間は2週間ぐらいしかないので、1日遅れたらひん曲がったきゅうりになってしまう(笑)」

☆浅田先生

「ジムに行って、水泳をしている。腰とひざが悪く、走ることはできないので、ちょうどいい。「動くボールはやめて、止まっているボール(ゴルフ)で運動をしている(笑)」

☆奥田先生

「私は金づちで、昔、古川でおぼれそうになった!(笑)」

 

インタビューは以上です。

お二人とも小さなころからこの地域で生まれ育ち、「昔は何もないから、遠くの方から蒸気機関車が見えた」など、昔の古川橋の様子や、何もなかったところから急に栄えてきた様子なども聞かせて頂きました。

奥田先生、浅田先生、お忙しい中、貴重なお話をして下さり、ありがとうございました。

追記:インタビューの後、奥田先生と浅田先生の事務所のお写真を撮らせて頂くため、事務所にお伺いしました。お2人とも地域密着を実践していらっしゃる、地元に溶け込む雰囲気をもつ、年期の入った事務所でした。

 

(広報部  餘家 足立)