事務所探訪
光善寺の苦労人 辻本事務所

令和最初の事務所探訪は、京阪光善寺駅に程近い「司法書士辻本法務事務所」です。

事務所にお邪魔したのは、令和元年7月10日。

まず、事務所外観の写真を撮らせていただき、年季の入った木の看板の説明などを伺いつつ事務所内にお邪魔しました。

事務所の壁はたくさんのファイルと書籍で囲まれており、スタッフ2名がお忙しく仕事をされていました。

<前職からなぜ司法書士に?>

関西大学 工学部をご卒業になった後、有線放送に入社されました。

その時点では司法書士という仕事をご存じなかったそうです。

ところが、営業をする中で、ライバル会社に顧客の有線の線を切られるなど告訴合戦に発展し、ご自身で告訴状を作ったりする内に法律に興味を持たれたとのこと。

また、先生の営業担当地域は、北出張所界隈(老松町あたり)。

飲食店と並んで司法書士事務所も多くある地域だったため、司法書士のことも知ることになったそうです。

<ご経歴>

昭和50年11月  認可試験に合格

昭和51年    京都淀の事務所で配属研修を受けた後、当時のご自宅で開業

昭和57年    今の事務所へ移転

 

「2、3週間の配属研修のみの独立に不安はなかったのですか?」との質問に、「結婚して

いたから、生活がある。それに頼りになる同期や元村学校(司法書士の受験予備校)での

知り合いがたくさんいたから。」とおっしゃいました。

同期には、村川先生、出原先生、堤先生、大崎先生、川島先生(川島支部長のお父様)、小

島先生がいらっしゃるそうです。

<骨をおった仕事>

平成21年頃、日本政策金融公庫のお仕事で、大阪で初めて倉庫の米に「動産譲渡担

保」を設定し、動産譲渡登記を申請されたそうです。

動産譲渡登記は、補正の手続がないため誤りがあると取り下げするしかありません。

そのせいか、法務局の職員は親切に教えてくれたそうです。

<冷や汗をかいた仕事>

取引で二重譲渡にあったとき。

取引時、売主が実印を持ってきていなかったため、当日の夕方法務局で待ち合わせて押

印して貰い、そのまま登記申請。

売主が取引の現場に印鑑を持ってこなかったのは、実は同日に別の場所で同じ物件が

売買されていたらしく、そちらに印鑑を預けていたためでした。

別決済の登記は翌日に申請提出したため、当然受付されず。

先生の登記は取引当日に申請済みの為、事なきを得たそうです。

聞いているだけで、ドキドキする話です。

<司法書士になって良かったこと これからの目標・展望・野望>

取引が好き。 請求書を作成して取引の準備をしているとき、無事に取引を終えて報

酬をいただいたとき、司法書士になって良かったなぁと思う。

これからももっと仕事を頑張りたい。

特に31条業務は面白いので、これからもやっていきたいと思う。

<事務所の逸品>

大きな金庫。そして、何よりスタッフ。

スタッフは4名(内1名は顧問)いらっしゃり、皆さんベテランで仕事ができるとのこと。スタッフがいるので安心して仕事ができると感謝しておられました。

<支部の思い出・支部の良いところ>

1泊での支部旅行やソフトボール。

支部旅行はたくさん参加していたなぁと当時を振り返っておられました。

ご夫婦で参加されていたそうです。

北大阪支部は居心地の良い支部なので、このままの状態を続けていって欲しいとのこ

と。他支部の方からも「北大阪のように和やかな支部はない」とお褒めの言葉をいただ

くそうです。

<休日の過ごし方>

趣味は特にないが、休日は被後見人の方々の施設を回り面談をしている。

<お話を伺って>

とても気さくに色々なお話しをしてくださいました。

お話しを伺って、辻本先生はとてもチャレンジ精神旺盛な方だなぁという印象です。

トラブルが原因で司法書士に興味を持ち転職、大阪で初めての動産譲渡登記、登記に比べたら新しい業務といえる後見や31条業務への取り組みなど、新しいことを積極的に取り入れる姿勢は見習いたいと思いました。

辻本先生、長時間にわたりお話しいただきありがとうございました。

文責(由渕)